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  • オトナの社会勉強
  • 前にも書きましたが、今の学校は移民の方を対象とした学校で、普通の語学学校に比べると授業はかなーりゆるーい感じで進められます。
    出身国はもちろん年齢層もバッググラウンドもみんなさまざま。カナダに来た理由も、英語に対するやる気もさまざま。だから普通の語学学校のようにバリバリ進めると来なくなっちゃう人とかが続出するからでしょうか?
    最初の頃は、果たして英語の勉強になっているのだろうかと疑問を持つこともありましたが、最近はクラスメイトのみんなと会うのが楽しくて行っている節もあります。


    英語力向上>社会勉強といった感じです。
    先生を囲んでカナダやそれぞれクラスメイトの国の習慣をおしゃべりする時間はとても楽しく、「へぇ…」が連発。
    ただその一方、自分がいかに自国の文化や宗教、歴史背景などに無知かを思い知らされます。
    日本に帰ったら世界史の教科書とか読みなおしたいものです。。。と、今時点では思っています。



    そして、食べ物の違い。良いも悪いもなく、ただ口に合うか合わないかだけのシンプルで楽しい話題です。
    これはこの間のポットラックランチ。行事としてきっちり決めていたわけではなく、気の向いた人がこの日に何か作って持ってくるからと言いあって持ち寄り、みんなで食べたもの。
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    イランのFが作ったASHという名前のスープ。ほうれんそうっぽい野菜とたっぷりの豆、パスタっぽいもの(ぽいが連発しているのは、どれもイラニアンスーパーで買ったイラン固有のものだということから)が入った具沢山のスープ。親しい人が長期の旅行などするとき、安全に帰宅できることを願って旅立ちの3日後に作るものなのだそうです。
    ロシアのMのツナと卵サラダ(黄身と白身を分けて層にしています)とフィッシュケーキ。卵とマヨネーズとディルの組み合わせはやっぱり美味しい♪そしてフィッシュケーキは缶詰のさんまに、炊いたごはんなどをまぜて焼いているのだそう。あたらしいご飯の活用の仕方だなぁと感心。
    アフガニスタンのFのお手製ケーキ。サフランやローズウォーターが入っていて上品ないい香り♪やっぱり外国の方は香りものの使い方が上手だなぁと思います。
    そして、私もささやかながら梅干入りおにぎりを持っていきました。よくお昼に教室で食べていると「それはスシか」と聞かれていたので、みんなにもぜひ梅干を食べて欲しいと思って。ちなみにはちみつ梅とかではなく、塩と紫蘇でつけただけの元祖タイプのものを入れていきました。けっこう苦手な人が多いと聞いていましたが、みんな美味しいといって完食してくれました(実は我慢して飲み込んでいた…?いやいや。)


    そして、先生が持ってきてくれたハルヴァというお菓子。
    これをみてブルガリア人も、イラン人もこれは自国のお菓子だと言い、先生はポーランドショップで買ったと言い。
    私もmetroでみたことあるような。wikiによるとどうやら「アラブ人の文化が影響を及ぼした地域に広く見られ、冠婚葬祭にまつわる様々な行事で重要な役割を果たすことが多い」とのこと。
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    見た目と触った感じは硬いけど、ナイフを入れるとぽろぽろに。
    ゴマ味の落雁、といった感じの味。お茶のお供にぴったりで日本人の口にも合うと思われます。


    昨日は年内最後のクラスで、みんなで食べ物を持ち寄ってパーティーをしました。
    日本人チームで、納豆に挑戦してもらおうということで、手巻きスタイルで用意しましたが、やっぱり無理な人が多いようでした。一応「におわなっとう」」でしたが、大豆とは思えないあの変色ぶりと糸引いている時点で敬遠されているようでした。
    そして私はキューバ人とブルガリア人からダンスステップとセクシーな目つきのレクチャーを受けましたが、どれもみんなの笑いを誘っただけに終わり。これまでセクシーとは程遠いスタイルで生きてきたので仕方ないです。
    言葉ゲームをしたり、談笑したり、ダンスをしたり、楽しい会でした。


    相変わらずリスニングは私の不得意科目で、日本人クラスメイトに「なんだって?」と聞いては助けられてばかり。それでもみんなとコミュニケーションはとれているので、まぁよしとしましょう。
    街でぺらぺらーーっと何かいわれると???ですが、最近はそれっぽくうなずいてみたり笑いどころっぽいところではへらっと笑ってみたり、雰囲気から適当に流す技を身に付けました。進歩、進歩。


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