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  • 食堂かたつむり
  • 「食堂かたつむり」は、ジャケ買いならぬタイトル買いの本でした。

    前から書店で気にはなっていたけどなかなか購入せずにいて
    映画化になって公開されるときになって買いました。
    その頃、トロント行きが決まったので、本はトロントで
    ゆっくり読もうと思い、やっと読みました。


    映画をみた感想としては、料理シーンの美しさとか主人公りんこの
    レシピノートがかわいいとか、物語よりも視覚的な印象が強く残っていました。

    小説は、料理や食べ物のシーンも美しく神聖な感じでもちろんよかったのですが、
    それ以上に自然の豊かさと、その中で営まれる暮らしの丁寧さとか、人くささとかが
    リアルに感じらて、私は小説の方が好きだなと感じます。
    自分の空想を交えながら読んでいるからだと思いますが。

    食堂かたつむりでの食事を最後に離れ離れになるおじいさんとその家族のこととか、
    りんこの恩人熊さんがりんこをおぶって雪道を歩くシーンとか、
    豚のエルメス、そしておかんとの、声には出せない気持ちとか。
    もう、ティッシュなしでは読み進められません。

    この物語の中で私が一番好きな料理が
    熊さんのお母さん(ばーさん)がみんなで食べるようにと持たせてくれたお弁当です。
    煮しめや卵焼き、から揚げや漬物がタッパーに入っていて、
    卵焼きもふわふわ出し巻きとかでなく、砂糖としょうゆがきいた固焼き。
    煮物にもだしに使った煮干がそのまま入っているような
    素朴な、でも噛むほどに味がでてくるような、懐かしさを感じるお弁当です。
    大きなたらこが入っているおにぎりの海苔も、きっとしっとりしてるに違いない
    と勝手に思ったりしました。

    りんこが言うように
    おにぎりのごはんの硬さとか、好みから言うとやわらかすぎだけど
    米粒を食べているのではない、作ってくれた人の愛情を
    いただいているのだと感じられるごはん。
    理想です。
    毎日そう思いながら料理するのって簡単ではないですけど。
    料理の原点だなあと思いました。


    「食堂かたつむり」は、決してファンタジーではなく、
    人間として生々しい部分を感じる物語です。
    でも、読み終わった後に
    食材を大事に使おう、とか
    丁寧に台所仕事しようとか
    思わせてくれる素敵な本です。

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    コメント

    私も単行本のときから気になってたんだけど、単行本は買わない主義なので、文庫本になってからやっと買いました。
    「おいしい食べ物が出てくるほんわかした話」かと思ってたんだけど、確かにもっと現実的で生々しいよね。
    でもすごくおもしろかったー。
    小説がおもしろかったから、映画は見るか迷うけど(さすがに坊主にならないよね?柴咲コウ)
    機会があれば見てみようかなあ。

    ごはん作るの嫌いじゃないし、食べるのはもっと嫌いじゃないんだけど、毎日のことになると適当になっちゃうよね。いかんいかん・・・。

    と、仕事中の自宅から書いてみました。笑
    2010/04/15(木) 11:44:50 | URL | なおこ #qOCpoLbw [編集]
    > なおちゃん
    もう,自宅で仕事してるの?すごいねぇ.

    で,かたつむり.そうなのよ.思ったより生々しかった.でもそこが薄っぺらくなくてよかったよ.

    映画はまさに 「おいしい食べ物が出てくるほんわかした話」な印象です.
    さすがに坊主の柴崎コウはないし,だいぶ絵的にかわいい感じになっています.

    小説からすると料理担当は高山なおみさんとかいいんじゃないかなーなんて勝手に思ったりするけど,ちなみに映画は違いましたよ.
    2010/04/15(木) 12:03:37 | URL | びちこ #- [編集]
    食堂かたつむり、何処ぞやのレシピカードにも
    映画の紹介とタイアップレシピが掲載されていましたね(笑)
    あまり興味が無かったのですが
    びちこさんの感想を拝見して是非本を開いてみたくなりました。

    ビジュアルの美しさや素材へのこだわりもよいけれど~

    どんなに色々な事を吸収しても、スタイリッシュで美味しいものを
    いただいてもやはり思い出の味にはかなわないですよね。

    お煮漬けの味がとなりの卵焼きに流れてしまって(苦笑)
    ちょっと残念な事にになっていた子供の頃のお弁当がちょっと
    懐かしくなりました。

    びちこさんのブログに心が気持ちよくリセット~~!!
    ありがとうございます♪
    2010/04/15(木) 19:12:36 | URL | アン #- [編集]
    >アンさん
    何処ぞやのレシピカードは、確かに若い女性がターゲットにされている感が強くて、わたしもあまりピンときませんでした(笑)

    でも、本はお勧めですよ♪
    大事に少しづつ読みたいけど、おもしろくて一気に読んじゃいました。

    スタイリッシュで美味しいものはやっぱり憧れるし、作れたら嬉しいし、誰かに披露したいと思うし、披露されたらすごく感動するし嬉しいです。

    でも、舌よりも目よりも、心があったかくなるようなごはんをつくることを主婦は忘れないようにしたいなあと思わせてくれました。
    現実的に、毎日汁が染みてるお弁当も悲しいものがあると思うので、実際に目に見えて何か大きく変えるわけではないけど、お料理するときの気持ちを見直すことができる本なので、たまに読み直したいと思います。

    アンさんは、毎日心込めてお料理作られているんだなあという感じが伝わってきます。
    私も見習わなくちゃ。
    2010/04/15(木) 23:19:58 | URL | びちこ #- [編集]

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